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45 運のいい人悪い人

人生には運がつきまとい、運というのは人生を変えることがある。
では、運のいい人と悪い人というのはどのような差があるのだろうか。
よく“あの人は運がいいね”とか“あの人は運が悪い人生だったね”ということもある。
一瞬の不運で長いこと苦しんだり、ちょっとした幸運のおかげでほとんど何もせず結果がでることもある。
一体、この運と不運はどこからやってくるかを知らないと不幸や災難が次から次とやってきて一生、運が悪いまま終わってしまうかもしれないと考えることもある。

 

運のいい人悪い人イメージイラスト1僕は、定期的に大学の同級生2人と食事に行くことしている。
2人の生活を聞いていると、仕事と趣味や遊びをバランスよく保ち、家族との時間も大切にして非常に有意義な人生を送っているように感じる。しかも、それは卒業し医師になって職場も色々と変わって、結婚して生活環境が変化しても実にうまくそのバランスを保ち、楽しくこれまでの人生を送ってきたように思える。
それに比べると僕の場合は、知らないで入った中学生の時に所属したサッカー部は一番厳しいと言われ、そのとおりで恐ろしくしんどかったし、高校生の時は長期に入院したこともあり、また大学受験は現役では失敗して浪人も経験している。

 

また、医師になりこの2人の同級生は夜間当直などほとんどない専門科を選択しプライベートを充実していたが、僕は内科を選択して研修医時代は、毎日が睡眠不足で、重症患者さんをかかえて最長16日間大学病院に寝泊まりしたこともある。
研修医の終了後は、母校の関連病院とは全く関係のない東京の大学病院に一人だけ赴任して、その後、今度はその大学の人事で静岡、埼玉、米国の病院で転々と働いてきた。
なんと5年間で7回の引っ越し歴がある。新しい環境に立つと人間関係の形成にも人一倍気を使うし、その土地に慣れなければ仕事も生活もうまく行かないので最初は疲れる。
この環境の中、擦り切れるような精神状態に陥りすべてを掘り投げたい気持ちに何度もなったことがある。
「あーどうしてこんなにしんどいのか」「あーなんて僕は運がわるいんだ」「あーどうして上司には、はいと言ってこの病院にきてしまったんだろう」「あー情けない」などつらい気持ちのスパイラルにはまったことも何度でもある。その中でどうやってここまできたんだろうと後から考えると、難しいことではないがただ振り返ると一つだけ守ってきたことがある。
どんなにつらくても“全力で自分が納得できるまでやろう”と思っていたことである。
“99%嫌でもやりきってから考えよう。それから諦めよう”と思ってやると意外な結果がでてくることが多かったように思えます。

 

運のいい人悪い人イメージイラスト2結果にこだわらず、納得するまでやると最初の嫌な気持ちがだんだんと薄らいでいくような気がする。嫌な人間関係や、不得意な相手がいる場合でも“やりきる”ことに切り替えることで、その出来事が自分の問題になり昇華しやすくなります。そして、ずっと後からその事を考え直すと、その選択は“あり”だなと実感することも多い。どんな出来事も自分だけの問題に置き換えると解決しやすくなると思う。
僕の場合、開院前まで関西にいることが少なく転々としたが、知らない環境の経験や新しい人間関係が確立され、今になってよかったなと思えるようになってきました。
これまで、不幸で運が悪いと思っていたことも多かったですが、運、不運は誰にでも公平におきていると思います。運がいいといわれている人は、単に運に恵まれているのではなく、運を受け止め不運を防ぐような行動や考え方が必要ではないかと思う。

 

運の良し悪しは、行動や思考パターンを変えることで、それらを変えることができるのでは思います。
そして、もう一つ重要なことは、自分にとって不運だと思えるようなことがあっても決してその“ゲームをおりない”ということです。このゲームとは、自分にとって大切な夢や目的のことです。
普通、負けが続くとゲームをおりたくなるのも人間です。長期的に見れば、プラスの出来事とマイナスの出来事はほぼ半分になると考えることです。
運のいい人悪い人イメージイラスト3不運だと思い、マイナスの出来事が起きたときにゲームをおりがちと考えられます。不運のあとに運がよいと考えられるのは、その人がもっている運の良し悪しではなく、“ゲームをおりるか、おりないか”の差にすぎないと思います。
そして、それを運に変えるのは最後まで、納得するまでやり続けることではないかと思います。だって、どんな不運だと思っても人生というゲームはおりることはないですから。何度も言いますが、運が悪いだけというのは、一時的なもので納得するまでやり続けることが自分の最善の処方箋であると思います。
医療も同じで、患者さんの病気がどのような不運な状態であっても医師は頭が擦り切れるほど考え、その人に寄り添うという気持ちをおりずに進んでいくことで医師と患者さんに運が訪れるのではと信じています。

 

令和6年5月:石塚ファミリークリニック 
院長 石塚 俊二

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