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からだの多くの関節に炎症が起こり、関節がはれて痛む病気です。
長期間にわたって進行すると関節の変形と機能障害が起こります。
男性より女性に多く、30歳代から50歳代で発病する人が多く認められます。
30歳以上の人口の1%にあたる人がこの病気にかかっています。 |
不明ですが、関節腔の内面を覆っている滑膜細胞の増殖がおこります。
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●関節の症状 |
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- 手指(指の付け根、指先から2番目)、足し、手首の関節痛みと腫れが数週間から数ヶ月の間に徐々に起こります。触れると熱感があることもあります。
肘や膝の関節にも痛みと腫れがみられます。
- 関節の痛みは最初一つあるいは少数の関節から始まりますが、長い間には左右の同じ部位の関節にほぼ同じ時期に起こることが多いのです。
- 関節の腫れは関節液が貯まったり、関節を包んでいる組織に炎症が起こるためで、圧すと柔らかい感じがあり痛みを感じるのが特徴です。
- 関節を動かし始めるときに、こわばって、なんとなく動かしにくく、使っているうちにだんだん楽に動かせるようになります。 朝、起きたときに最も強く感じるので“朝のこわばり”とよばれます。
関節リウマチでは朝のこわばりは数時間続くことが多いのです。
- 関節痛は慢性の経過をたどりますが、なかには数ヶ月で完全に治ってしまう人もいます。
- 天候に左右されることが多く、寒い日には痛みが強くなります。
- 病気が進行すると関節の骨や軟骨が破壊されて関節の変形が起こり、関節を動かせる範囲が狭くなります。
- 手指が小指側に偏る尺側偏位、足の親指が外側に偏る外反母趾、膝や肘が十分に伸ばせなくなる屈曲拘縮があります。
- 頭を支えている首の骨の関節がおかされてずれやすくなる(環軸関節亜脱臼)と後頭部が痛んだり、手の力が入りにくくなったりしびれたりします。
- 肘の外側、後頭部、腰骨の上など圧迫が加わりやすい部位の皮下にしこりを生じることがあり、皮下結節とよばれています。
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●関節以外の症状 |
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- 全身症状として、疲れやすさ、脱力感、体重減少、食欲低下がみられます。
- 胸部X線写真をとると、胸水がたまったり、肺の下部に肺線維症の影が見られることが
あります。
- 涙や唾液が出にくくなるシェーグレン症候群がみられることがあります。
- 心臓、肺、消化管、皮膚などに血管炎が起こり、発熱や心筋梗塞、肺臓炎、腸梗塞などの症状を引き起こす悪性関節リウマチがあります。
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| 関節リウマチの症状は非常に多様で発病初期には個人差が大きく、また関節リウマチ以外にも関節の痛みを伴う病気はたくさんあります。 |
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1)1時間以上続く朝のこわばり
2)3箇所以上の関節の腫れ
3)手の関節(手関節、中手指関節、近位指関節)の腫れ
4)対称性の関節の腫れ
5)手のエックス線写真の異常所見
6)皮下結節
7)血液検査でリウマチ反応が陽性、このうち4項目以上を満たせば関節リウマチと診断します。 |
| 原因は不明なので、リウマチをとりのぞく根治治療は今のところ期待できません。 |
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リウマチの治療の目標は
1)関節の痛みを抑える
2)リウマチ活動性や関節の炎症を抑える
3)関節の変形を予防し、動かせる範囲を保つ
4)破壊された関節の動きを再建することに主眼をおく |
●薬物療法 |
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- 非ステロイド性抗炎症薬(消炎鎮痛薬)
プロスタグランジンとよばれる炎症を引き起こす物質の産生を抑えることによって、関節の痛みや腫れを軽減する効果を持っています。
病気自体の進行や骨や関節の破壊を抑えることはできませんが、飲んだ後、速やかに効き目をあらわすことから、患者さんの日常生活を維持するのに役立ち、関節リウマチの治療では一番最初に使う薬とされています。
- 副腎ステロイド薬(ステロイド)
1950年に開発されて以来、リウマチの特効薬として利用されてきました。
活動性の高いリウマチを抑制するために、メトトレキセートと併用するステップダウンブリッジ療法と呼ばれる治療で使用されたり、また、疼痛の軽減、ADLの改善のために少量が投与されるようになりました。
通常、関節リウマチでは10mg/日以下を用います。
- 抗リウマチ薬
抗リウマチ薬とは、関節リウマチの免疫異常を改善させることにより、リウマチの炎症を抑え、寛解導入を目的とする薬剤の総称です。
リウマチに使用される薬剤には、
1.抗リウマチ薬、免疫抑制剤 2.非ステロイド性抗炎症薬 3.副腎ステロイド薬
4.生物学的製剤
があります。
抗リウマチ薬の特徴
1.活動性の高いリウマチの治療には不可欠である
2.一般に遅効性であるが、効果は持続性である
3.早期で活動性の高いリウマチに効果が期待できる
4.反応する例と全く反応しない例がある
5.十分な効果が出たら減量も可能である
6.完全寛解はまれだが関節破壊の進行を遅らせる可能性がある
7.長期使用で効果が落ちる例がある
8.無効になれば他のリウマチ薬と切り替える
9.効果が減弱したら場合は、切り替えか併用を考慮する
薬剤名 ●金製剤 ●ペニシラミン ●ブシラミン ●ロベンザリット ●ブレデイニン
●アクタリット ●サラゾスルファピリジン ●メトトレキセート ●レフルノミド
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●手術療法 |
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近年の薬物療法の開発により、リウマチと診断されてから手術までの期間は以前と比べると明らかに延びていることが明らかにされています。
以前は10年位といわれていた人工関節の寿命も、近年開発されたものでは20年以上安定した成績が期待されるようになっています。 また、手術機種や手技の開発改良により入院期間も短縮され、これまで困難とされた関節の手術も可能となってきました。 |
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●リハビリテーション |
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リハビリテーションの目的は、筋力増強、関節の動きの維持・破壊された関節の修復 ・関節の保護・失われた機能の代償にあります。
このため、理学療法(物理療法、運動療法)、作業療法、装具療法が行われます。 |
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●安 静 |
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- リウマチの活動性が高いときは、微熱があり、疲れやすくなります。
炎症の強い部位は安静にしても痛み(自発痛)、関節を動かすと一層痛みが強くなります(運動時痛)。
- リウマチは関節だけでなく、全身が消耗する病気です。
そのために、全身と関節の安静が必要です。睡眠を十分にとるとともに、昼間も疲れたら昼寝をとることが大切です。
- リウマチは30〜50歳代の女性に多く、患者がおおむね主婦であることから、午前中の家事が片付いたときや、夕食前に臥床して休息をとりましょう。
- 何時ごろ疲れを感じるかがリウマチ活動性の一つの目安にもなります
- 関節の腫れと痛みがつよいときには、関節を安静に保ち、変形を防止する意味で、装具で関節を固定することもあります。
- リウマチの活動性が高まり、疲れがつよくなる、あるいは関節痛がつよくなる一歩手前で休養をとるようにします。
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●保 温 |
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- 関節を冷やすと関節痛が強くなることがあります。
寒いときはもとより、夏も冷房の風が直接あたるのを避け、長袖や長ズボン、ブランケットなどで関節部位の保温に気をつけましょう。
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