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膠原病について
     
膠原病とは
 

人の細胞と細胞を結び付けている結合組織である膠原線維や血管に病変を認める病気で、約60年前に提唱されるようになりました。
血管や結合組織はさまざまな臓器に存在しますから、膠原病は多臓器に病変を起こします。

 
膠原病はどんな特徴があるのか
     

1.発熱や体重減少などの症状を伴う全身性炎症性疾患である
2.多臓器疾患である
3.再燃と寛解を繰り返す慢性疾患である
4.病因に免疫が関与している:自己の成分に対して過剰な免疫応答を示す結果、自分を破壊する自己抗体が出現し、組織障害が起こります
5.遺伝的素因が関与している
6.環境要因が関与している
7.大半が女性である

 
膠原病にはどんな症状があるのか?
 

1.全身症状:発熱、体重減少、易疲労感、全身倦怠感
2.関節、筋肉痛
3.皮膚症状
4.臓器障害:腎臓(蛋白尿、血尿)、肺(肺線維症、肺出血)が障害されやすい


膠原病に含まれる疾患

疾患名 特 徴 症 状
慢性関節リウマチ 多くの関節に炎症が起こり、関節がはれて痛む病気です。70万人。 関節の痛み、腫れ、こわばり 脱力感、全身の痛み、倦怠感
全身性エリテマトーデス(SLE) 発熱、関節痛とともに皮膚、肺、腎臓が障害される。10万人に21人。 発熱、皮膚紅斑、関節痛、腎障害(むくみ)、肺病変
強皮症(PSS) 手指から腕、胸部、顔などへと皮膚の硬化が広がってゆく。食道、肺、腎臓障害も認める。 皮膚、食道、肺、腎臓障害
皮膚筋炎(DM)/多発性筋炎(PM) 上腕、腰、大腿部を中心に筋肉の炎症が広がる 皮膚症状を認めることがあり、悪性腫瘍の合併あり
結節性多発動脈炎(PN) 動脈のうち中動脈以下の血管で炎症がみられる。腎臓、心臓、腸管、皮膚に障害を認める。 発熱、やせ、倦怠感
混合性結合織病(MCTD) SLE、PSS、PMのうち2つ以上の合併がある。レイノー症状(手指の変色)が高頻度。 レイノー現象、各膠原病の部分的合併
 
膠原病の治療方法は?
副腎皮質ステロイド:この薬には強い抗炎症作用と免疫抑制作用があります。
作用は強力ですが、その反面、厄介な副作用が出てしまうことがあり、ステロイド剤は“両刃の剣”です。
症状程度と効果を慎重に考慮する必要があります。