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西宮市の内科|石塚ファミリークリニック-腎臓病|治療について

腎臓病
治療について
石塚ファミリークリニックHOME腎臓病【治療について】
慢性腎臓病に対する治療法は、内科的治療、透析療法、腎移植の
大きく3つに分ける事が出来ます。
全ての慢性腎臓病患者は、最初内科的治療(薬物治療、栄養指導)を受けます。
慢性腎臓病が末期の状態まで進行した場合には、透析療法や腎移植といった腎代替療法を必要とします。

薬物治療

内科的治療の目的

■慢性腎臓病の進行を遅らせる。

■原因となる疾患や進行させる要因を治療する。

■症状を緩和し、慢性腎臓病の合併症を治療する。

■心血管疾患の発症危険度を抑える。

■透析療法や腎移植を必要とする時期を遅らせる。

慢性腎臓病の進行を遅らせる治療戦略

■厳格な降圧管理や、ACE阻害剤やARBといった降圧剤の使用

■蛋白制限

■血中の脂質を減らし、貧血を正常化させる治療

■鉄剤、ビタミン、エリスロポエチン注射による貧血改善

■心血管疾患の予防、推奨度は様々だがアスピリン内服を開始する事

腎機能の回復が見込める(可逆的な)
要因に対する管理

■脱水

■薬剤性の腎障害(NSAIDs、造影剤、アミノグリコシド系抗菌薬)

■感染や心不全

慢性腎臓病の合併症を同定し治療する

慢性腎臓病の合併症は早期診断と迅速な治療を要します。

一般的に注意が必要な合併症は、溢水、高カリウム血症(血清K値>6.0mEq/L)であり、末期腎不全により心臓が障害されます。

生活上の注意点や一般的な対策

下記の一般的な対策は、危険因子全体を抑止する上で重要です。

■禁煙

■健康な体重を維持し、定期的に運動し身体活動を維持すること

■アルコール摂取量を控える

■健康な食生活を守り食塩摂取量を控える

■腎臓専門医を定期的に受診し、指示された通りに治療する

CKD(慢性腎臓病)の予防・治療

栄養指導

食事制限

腎臓病の原因疾患や重症度によりますが、慢性腎臓病において食事制限は必要です。

■食塩(ナトリウム)

高血圧や浮腫を管理する上で、食塩制限は推奨される。

食塩制限とは、食品に食塩をつかいすぎないこと、食塩を多く含むインスタント食品、パーパド(インド原産の薄焼きのトルティーヤのようなもの)、漬物を避け、缶詰食品の使用を最小限にすることである。

■水分制限

慢性腎臓病の患者で尿量が減少してくると、浮腫、重度な例では呼吸困難さえ出現し得る。よって、浮腫を伴う全ての慢性腎臓病患者には水分制限が推奨される。

■カリウム

慢性腎臓病患者において、高カリウム血症は共通の問題である。

高カリウム血症は心臓の機能へ悪い影響与える。

これを予防するためには、主治医に言われた通りにカリウムを多く含む食品(ドライフルーツ、ココナッツウォーター、じゃがいも、バナナ、トマト等)を制限しなければならない。

■蛋白質

慢性腎臓病患者は腎障害の進行を促進させる可能性があるため、高蛋白な食品を避けなければならない。

食事療法5つのポイント説明文とイラスト

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